こんにちは。
FBIの深澤辰也です。
いよいよ関東も梅雨入りしましたね。
草木の育つ季節とは言いますが庭の雑草も刈っても刈っても生えるので、
休日を草刈りに費やす方も多いのではないでしょうか。
また、雨の時の夜間運転はいつもよりも見通しが悪くなり、
事故も多くなります。いつも以上に安全運転をしてください。
さて、先日のブログで車両保険の自然災害について記載しました。
その中で取り上げた車両保険の補償プランについて今回は説明いたします。
そもそも車両保険の補償プランがいくつかあり、
ご自身の契約されている補償内容がどこまでカバーされているのか解りづらいという方も
大勢いると思います。
しかし、殆どの保険会社で車両保険の選べるタイプは2つなので、
どのような事故の補償が含まれるのか含まれないのか、
それだけ抑えれば補償範囲はイメージしやすくなります。
・車両単独事故
・あて逃げ
この二つが含まれる補償の場合が一般条件(俗にいうフルカバー補償)となり、
車両単独事故、あて逃げが補償されない場合、車対車A(俗にいうエコノミー補償)となります。
この二つの補償は具体的にどのようなケースを言うのか説明します。
まず、車両単独事故とはご自身の車を運転して電柱やガードレールなどに自らぶつかってしまった場合や、
崖などに墜落、転覆してしまうと言ったご自身が巻き起こしてしまった事故の事を言います。
一つ御注意願いたいのが単独事故の中に自転車との衝突、接触事故も含まれている点です。
次にあて逃げですが、これは例えば買い物などで駐車場に停めておいて、
買い物済んで車に戻ったら誰かにぶつけられていて、
そのぶつけた人が誰なのか申し出ないで逃げられた場合など、
誰かにぶつけられたがその加害者が見当たらない場合を指します。
どちらも起こりうる事故なので、
この二つの補償を加えるか加えないかは非常に難しい判断だと思います。
比較的判断の基準としては新車やお気に入りの車を購入され、
しばらくはこの車に乗りたいけど何かあったら困るから一般条件の補償に入る方や、
若い方がまだ運転に慣れておらず、単独事故を引き起こす可能性があるので補償に入るなどもございます。
二つの補償を外す方のご意見としては車両自体が購入してから大分経過しており、
単独事故などで傷などがついてもそのままで構わない為、補償を外すケースが多いです。
さて、今までは一般条件(フルカバー補償)に含まれる二つの補償をしてまいりましたが、
反対に、車対車A(エコノミー補償)とはどのような補償されるのか説明致します。
多くの方の御認識として字のごとく車と車同士の接触事故の際にご自身の車の修理費用を補償するものと
思われがちですが、それ以外にも補償はございます。
・他の自動車との衝突
・盗難事故
・火災・爆発
・台風・洪水・竜巻(地震、噴火、津波は除く)
・落書き、いたずら(10円傷や部品をもぎ取られる等)
・物の飛来・落下
以上がフルカバーでないエコノミータイプでも補償される事故になります。
各社によって若干の誤差はあると思いますので、
その点についてはご自身の証券などを確認の上保険会社などにお問い合わせください。
意外にいろんな事故をカバーすると思われた方も多いのではないでしょうか。
ちなみに物の飛来、落下について、いわゆる「飛び石」によるガラスの破損も補償されます。
また、上記の事故について事故の内容によって保険を使用し補償した場合でも、
通常発生する等級ダウン(割引率のダウン)が抑えられる事故もございます。
これについては具体的に申したいのですが、各社まちまちな点や、
本年10月に保険料改定などが発生する為、記載により誤解を招く恐れがあるので、
割愛させて頂きます。
代理店の立場として言えることは、
もし車両保険に入られているのであれば、車両に何かあった際には、
まず代理店にご相談頂き保険の適用範囲か否か、保険摘要の範囲であれば、
使用することで来年度の支払保険料がどのぐらい掛かるか等をご相談の上、
対応する事が一番だと思います。
「どうせこんなの補償されないでしょ」と諦める前にまずはご相談することで、
実は補償できるなんていう場合もございます。
せっかくの車両保険なので有意義にご利用ください。
自動車保険の車両保険の補償範囲について
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