皆さんこんにちは。
FBIの深澤辰也です。
ニュースで土砂崩れで家が押しつぶされ、
押しつぶされた家に閉じ込められていた男性が奇跡的に救助されたというニュースがございました。
話によると奥様はすでに他界され一人で暮らしており、
台風が通過した後に土砂が崩れて家が押しつぶされた時は就寝されていたそうですが、
寝床に奥様が残されたタンスがあり、それが家が崩壊した時に男性をブロックするように
覆い被さり息なども出来たようです。
本当に助かって良かったですね。
しかし、土砂崩れ、がけ崩れなどで家が崩壊してしまった場合の補償と言うのはあるのか、
お客様から聞かれる事がございます。
土砂崩れ、がけ崩れなどは火災保険の補償の中にある水災補償になります。
水災補償というのは単に床下、床上浸水だけでなく、
大量の雨による土砂災害等にも補償されます。
反対の事を言うと、水災補償が無いと大雨による土砂災害は補償されないという事です。
ニュースを見た後、このことが頭をよぎり物凄い不安に思いました。
と申しますのも火災保険の提案などを日々する際に多くのお客様が土砂災害については考慮せず、
水災補償を外して安い保険料に済ませるケースが多々あります。
しかし、崖の下の家や山のふもとの家以外にも土砂災害に合うケースはございます。
最たる例は「地すべり」です。
地すべりとは何か、簡単に申しますと坂道などの斜面に家を建てる際に、
地面を平らにするために盛り土などをして平地にした上に家を建てた場合、
大量の雨などで盛り土に浸水しその結果盛り土が下に滑り家が崩壊もしくは
斜めにずれてしまう状態の事を言います。
具体的には下記の画像をご参照ください。
我が群馬は平野部と山間部がありますので、中間の場所などは盛り土をした造成宅地の家は意外に多いです。
火災保険の提案をする際に当社以外に数社見積もりをもらう方がおりますが、
この話をすると皆様地すべりの補償と言うのに気が付かないケースが多いです。
もし、このブログをご覧になっている皆様で地すべりをしそうな場所に御自宅がある方がいらっしゃいましたら、
一度火災保険の証券をご覧になってください。
もし水災補償が抜けているようでしたら一度ご検討されるのも良いかもしれません。
土砂災害による家の補償について
投稿日:2012年6月29日 更新日:
執筆者:fbistaff