こんにちは。
FBIの深澤辰也です。
ここ数日間寒い日が続き体調の崩しやすい時なので、
いつも以上に健康管理に気を付けて頂ければと存じます。
さて、トヨタの人気車種プリウスが盗難被害が急増しているというニュースがありました。
2011年の盗難件数は全国で514台、2009年から比較すると、
実に19倍にも増加しているという事です。
数年前より盗難防止装置として普及しているイモビライザーも、
ここ2,3年前から出回っている「イモビカッター」なる機器でイモビライザーを
解除できるようになってしまい、
もはやイモビライザーを装備しているから安心という時代ではなくなりつつあります。
先ほどのプリウスの盗難件数514台と聞いて「全国的に見れば少ない」と感じる
方もいるかもしれませんが、
警察庁の統計によると2011年の自動車盗難件数は全国で24928件あったようです。
単純計算しますと47都道府県の1県あたり年間約531台の計算になります。
当然人口や保有台数によってかなりばらつきはありますが、
単純に考えても1日1台以上は盗難被害にあっていると考えると、
他人事ではない問題です。
実際に当社のお客様にも盗難被害にあっているお客様はおります。
年間でも数件の盗難事故の対応をしております。
盗難事故に対応する保険と言えば、
先日お話しました「車両保険」です。
自動車保険に車両保険を付帯することで盗難被害にあった場合、
車両設定金額をお支払する形になります。
これは前回お話したフルカバータイプの補償でも車対車Aのエコノミータイプでも
盗難被害は補償されます。
但し御注意頂きたいのはあくまでも保険設定金額のお支払いになり、
決して新車購入時の値段を全額支払うものではございませんので、
その点は現在の自動車保険の証券なのでご自身のお車の車両設定金額をご確認してください。
また、自動車の中に貴重品などを入れたまま盗まれてしまった場合、
通常の車両保険では車内の貴重品は補償されません。
自動車内の貴重品を補償されたい場合は、「車両積載動産特約」という補償が
ございます。
この車両積載動産特約は自動車が盗難にあった場合、一事故につき最大30万円を限度に
保険金をお支払する形になります。
但し、車上荒らしなどで金品や貴重品を盗まれた場合については、
補償の対象外となります。あくまで車両が盗難された場合のみ補償されます。
良くお客様に盗難の話をすると「自分の家は敷地内に駐車場があるから大丈夫」とか、
「自分の車は軽自動車だし年式も経っているから盗難されないよ」というお言葉も聞きますが、
私達の経験則でも、警察庁の統計などを見ても自宅の敷地内での盗難被害や、
軽自動車の盗難という場合もあります。
車両を盗まれない為の防犯装置も重要ですが、
万が一盗まれた場合を想定して車両保険に入るというのも一つの選択肢としてご検討頂くのも
良いかもしれません。
自動車の盗難被害について
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