こんにちは。
FBIの深澤辰也です。
先日こんな事故の話を聞きました。
運転者は自宅近くの道路を運転し、
公園近くを進行していたところ、
子どもが公園から道路に向かって走ってくるのが解ったので、
減速して様子を見ていましたが、
子供が左右の確認をせず道路に飛び出してきて
運転者も急いでブレーキを掛けたものの、
間に合わず子供に衝突しました。
減速をしていたので子供には少しコツンと体にぶつかった程度で、
外傷はなく子供も痛いところは無いということでした。
運転者も車から降りて子供にけがはないかと聞いたところ、
問題ないという話でした。むしろ飛び出してごめんなさいと言ったそうです。
運転者もそれなら大丈夫だと判断し、その場を後にしました。
その日の夕方に警察が運転者の自宅に来ました。
事故の現場を目撃していた人から通報があって、
事情を聴きたいと言われ警察と現場に行き実況見分をしたところ、その場で逮捕。
その後1週間近く警察に待機する事になりました。
この逮捕の話は地元の新聞などにも掲載されました。
運転者の実名も掲載されました。
その後、恐らく免許取り消しの処分も出たと思います。
運転者、子供、その親御さん含め誰も望まないような、
とても残念な結末です。
自転車や歩行者が一時停止の道路を停止せず、
飛び出して来てヒヤリとしたことは、
恐らく多くのドライバーが経験されていることだと思います。
皆様にはこのような状況がご自分に起きた場合、
絶対に守ってほしいことがあります。
それは「どんな状況であっても必ず警察に連絡する」という事です。
例えば今回のような子供が大丈夫と言っている場合でも、
相手は未成年です。法律上は判断については親権者の同意が必要と言う状況ですので、
親の同意なしでの判断は非常に危険です。
仮に親の同意があったとしても警察に連絡しましょう。
それは今回のように親ではなく目撃者から通報される場合もあるので。
今回の場合と異なり、子供が逃げてしまう場合もあります。
道路を飛び出すのは行けない事と解っている子も多いです。
自動車にちょっとぶつかった場合に自分のせいでぶつかったという気持ちを持つ子供もいます。
親にばれたくないという気持ちが働いて一目散に逃げる子もいます。
このようなケースであっても警察に連絡して
「子供が飛び出してきてぶつかったけど、子供が逃げてしまった」と説明をしてください。
こうすれば相手から届け出があってもひき逃げになることはありません。
「警察に届け出ると罰金や減点などの罰則が出るかもしれないから面倒だからこの場で解決しよう」
と言うお気持ちが働くかもしれませんが、
今回のような事例があると罰金や減点などではすみません。
下手をすると勤務している会社からの解雇や更に重い罪を科せられるなど、
その人の人生を狂わしてしまう可能性も十分ございます。
今回の話は相手の飛び出しが悪いのか、自分が悪いのかと言うのを問うものではありません。
自分がその場で最良の対処をしたと思っても
自分が犯罪者扱いになる恐れが十分ある話です。
もちろん将来のあるお子様を引いて欲しくないですし、
お子様が道路を飛び出すようなこともあって欲しくないです。
その点は各ご家庭で注意喚起される事を切に願います。
しかし、ご自身がこのような状況の当事者になった場合、
必ず警察に連絡をしてお子様の身も守ると同時にご自信の身も守ってください。
もしご自身でどのようにした方が良いか迷った場合、
その時は遠慮なく当社に連絡してください。
当社でもこのような状況が起きないよう、
契約者様や知り合いの方々に伝えて注意喚起をして参ります。
自分の意志と関係なくひき逃げ扱いになってしまう話。
投稿日:
執筆者: