皆さんこんにちは。
FBIの深澤辰也です。
10月に入ったというのに気温が30度近くまで上がり、
季節外れの暑さに体調管理が難しいです。
先日も就寝時は暑くて薄手の毛布を掛けて寝ていたら、
朝寒くて風邪を引きそうになりました。(実際にはひかずに済んだのですが)
気温の変化が落ち着くまではテレビやインターネットなどでその日の気温だけでなく、
夜と朝の気温の変化も気に掛けた方が良いですね。
さて、週末に入ったニュース「桜塚やっくん交通事故死」は、
大変衝撃的でした。
日曜日のテレビもこの話題が多く、
インターネットのニュースなどでもこの話題が非常に多かったです。
謹んでお悔やみ申し上げます。
誠に残念なニュースで、多くの報道で今回書くような内容が流れておりますが、
それでも日頃から交通事故と向かい合う一人の人間として、
より多くの方に事故についての恐ろしさと予防策を書くことで、
少しでもこのような悲劇が起きない事を願い、
個人的に気が付いたことをこの場で記載させて頂きます。
下記の記事から引用しますと、
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20131006-OHT1T00037.htm
車両は中央分離帯に単独で衝突し、追い越し車線に停止した状態で、
桜塚やっくんとマネージャーさんが車外に出ていたところ別々の後続車にはねられたという事です。
いわゆる「二次事故による死亡事故」になります。
ニュース等でも今回のような状況でどのような対処を行えば良かったのかと言う話題がありました。
「高速道路で単独で衝突事故を起こさないように気を付ける」と単純に片づけられる話ではございません。
なぜなら、高速道路に限らず一般道路においても、誰しも単独事故を起こす可能性はあるからです。
どんなに安全運転していても例えば走行中に水たまりでスリップをしたり、道に落ちている小さい釘がめり込み
パンクしハンドルが効かなくなったりなど、予測不能の事態で事故に合うケースも十分あります。
高速道路で事故に合った場合の避難方法として政府広報(http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201307/5.html)や、
JAFのホームページなどで紹介しております。
http://www.jaf.or.jp/qa/ecosafety/careful/18.htm
しかし、今回のように追い越し車線で走行不能になった場合の記載はございません。
他の所で調べても追い越し車線で不能になっても後ろに発煙筒を置いたり、
停止表示機材を置いたりすると記載されております。
今回の事故で車外に出て、車両の後ろ付近にいたのか、
路肩にいたのか、その点はまだ確認取れておりませんが、
もし仮に車両の後ろ付近にいてはねられてしまったのであれば、
停止表示機材や発煙筒を置く行為も危険なことになります。
中央分離帯に避難できるだけのスペースがあれば問題ないですが、
必ずしも全ての場所にあるとは限りませんので、
確実な避難方法と言うのも難しいのかもしれません。
路肩であっても安心ではなく、路肩に止めて後続車に追突され死亡されたという事故もございます。
http://jafevent.jp/event_info/area_info/?From=detail&contribution_id=18590
今回の事故で感じたことは、
100%安全な方法と言うのは無いかもしれませんが、
それでも高速道路で万が一事故をした場合に備えて必要道具を車載しておくことと、
被害者側の立場だけで考えるのではなく、加害者になってしまう、
すなわちはねてしまった後続車になってしまわないように日頃の運転を心掛けることで、
このような悲劇は少なくなるのではないかという事です。
先ほどのJAFのホームページに記載されておりましたが、
三角形の停止表示機材を車載されてない方は56.6%もいるとのことです。
これの準備と加えて、強い光を放つライト(懐中電灯)なども車載するとなお良いと思います。
高速道路も郊外の部分では街灯がなく、暗い場所も多いので、
車の窓から光の強いライトを手で回すなどして、
後続車両に気づいてもらうような行動も出来ます。
加害者側にならない為の一番のポイントは無謀な運転をしない事です。
高速道路は無謀な運転をしている人が本当に多いです。
車間距離を十分開けなければならないのに、前方車両が自分より遅い速度で走っていると、
ピッタリ後ろを付けて煽る車両、むやみに車線変更をしてまるでレースをしているかのように
ジグザグ走行をする車両などを必ず見かけます。
ちなみに、積荷をしたトラックなどの後ろに走行していて、
そのトラックから積荷が落ちてきて、自分の車に損害が出た場合、
こちらの車両にも過失が発生します。なぜかと言うと十分な車間距離を取っていれば防げたであろうという
前方不注意と言う扱いになります。
このような事故の場合、自分に非は無いと主張される方もおりますが、
殆どの場合、主張は通りません。
そのような為にも十分な車間距離を取るべきです。
また、これは私も今回初めて知りましたが、
夜間の高速道路を走行中は遠方の状況を早めに把握するために、
ヘッドライトは上向きいわゆるハイビームにするのが基本ということです。
先ほど参照にした政府広報のページ下部に記載がございます。
ただ、すぐ前方に車両がいる場合や、対向車とすれ違う際は下向きのライトに切り替える必要があります。
前方に走行車が殆どいない夜道の場合はこのような形で運転した方が良いです。
今回の事故により高速道路の事故の危険性が改めて認知されたと感じます。
これを機に高速道路での悲惨な事故が無くなる事を切に願うばかりです。